病虫害
【病気予防は生育環境をまず整えることが第一】
他の園芸作物に比べ、病虫害にはたいへん強い植物です。多湿や灌水過多、過繁茂による通風不良を避け、生育環境を整えることは病虫害予防にとって効果があります。まず葉に黒や褐色の斑点が出るような病気は一般的に低温多湿の場合や、葉焼けなど葉の表面の組織にストレスが与えられた場合によく発生します。ダイファー水和剤の500倍液、あるいはトップジンM水和剤の1000倍液などを散布します。新芽が溶けて枯れる軟腐病にはマイシン系の農薬を散布します。スリップスやダニなどは、発生すると葉の裏が白っぽく光沢がなくなるので発見できます。殺ダニ剤を散布します。少量であれば湿らせたティッシュで拭き取ります。カイガラムシは、葉や茎に黒いススや白いわたのようなものが発生した時に、よく観察すると発見できる褐色の小さい固い虫や白い綿のような虫です。カルホスやジメートエートなどの殺虫剤を散布します。ナメクジやカタツムリも、発見したら補殺するかナメキットなどで駆除しましょう。
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